【映画】天使にショパンの歌声を 感想

 

天使にショパンの歌声を [DVD]

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あらすじ

ケベックの広大な地にポツンと佇む小さな寄宿学校。そこは音楽教育に力を入れる名門女子校だったが、修道院による運営が財政難に陥り、閉鎖の危機に直面する。校長のオーギュスティーヌは音楽の力で世論を味方につけようと、音楽イベントの開催を計画する。

そんな中、校長の姪のアリスが転校してくる。彼女にピアニストとしての天性の才能を見出した校長は、学校存続の鍵になると期待するが、孤独で心を閉ざしたアリスは、誰の言うことも聞かない問題児だった。様々な困難を乗り越えて、イベントの日を迎えるのだが・・・

 

 

 

 

 

鑑賞後の感想

修道院が経営する音楽学校の廃校を阻止するために、シスターと女生徒たちが音楽の力で自分たちの居場所を守るというのが本作のメインテーマですが、私はアリスの成長も同時に描いたストーリーだったなと思いました。

アリスは家庭の事情で叔母が経営する音楽学校に転校。女子だけの寮生活に加えて、厳しい規律が彼女にかなりストレスを与えます。元々一匹狼的な性格の彼女は一部の生徒からイジメを受けるが、叔母や友達、音楽に助けられながら成長していく姿は面白かったですね。

 

ただ、メインテーマがけっこうブレていたように感じました。

宗教的メッセージがかなり強くて、音楽の力ってあまりストーリーに密になってないのでは無かったのかなと。宗教が自分の生活で身近になっていれば、近代化と共に宗教の扱われ方の変化に共感出来たかもしれないが、宗教心は薄いのでシスターの苦悩と葛藤は分からなかった。まだ女生徒に宗教的苦悩を描写させてくれたなら、少しは理解ができたのかもしれない。とにかく、本作のメインテーマから伝えたいメッセージはあまり響かなかった。

 

アリス役の女優と劇中で使用されるショパンの音楽が、美しかったという印象しか残ってない。予告編を観て、ストーリーに興味が出たから観るとガッカリするような作品だったかなと思います。

 

 

 

 

総評

ストーリー ○

キャラクター ○

演出 ◎

個人的嗜好 ○

リピート △